http://www.godzilla.co.jp/index.php
見てきました。

 感想ですが・・・「怪獣映画」の「パニック映画」的な部分が好きな私にとってはかつてない駄作です。が、「怪獣アクション映画」としては最高傑作です。この当たりが、なんとも微妙なのが今作ですね。

 これまでの様々なゴジラの側面、全ての東宝SF映画、それらをごちゃ混ぜにして作られた、そんな印象があります。

・・・とは言うものの、この映画、実はゴジラなんかいなくても成立するのでは?という気もしました。宇宙戦艦 豪天号、そんな感じで。と言うのも、それだけ豪天号とそれを取り巻く人間のアクションが熱いんですよ。怪獣はなんかそれの添え物、と言った感じでして。

ただ、じゃあつまらないのか、というとそんなこともなく、むしろ声を大にして「面白いから皆も見ろ」と言いたい位なのですが・・・いや、でも初代ゴジラの志を考えるとですね、やはりこれを最後にしてしまうのはマズイと思うんですよ。

 今作は「怪獣アクション映画」にして「ゴジラ」に非ず。

 このクオリティで本当の「ゴジラ」を作って欲しいなあ、と思いました。

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以下、ぐたぐたと。
ネタバレ含みます。要注意。

 ・とりあえずもう北村はいい。ヤツは怪獣映画ができないのが良くわかった。
 ・豪天号の夕陽を背負ったシーンはヤマトを意識しすぎていて興醒め。
 ・「やっぱマグロばっか食ってるヤツはダメだな」←これ大ヒット(w
 ・エビラを圧倒するミュータント用個人用火器。ウルトラ警備隊は爪の垢でも貰ってください。
 ・豪天号はカコイイ。どことなくジェフティっぽいなあ、と思ったらやっぱデザイン同じヒトだった(今回情報入れてなかった)
 ・モンスターX、下半身のボリュームの無さと降下してくる時のポーズが寺田克也・・・と思ったらやっぱりそうだった。
 ・ガイガンは普通に「ああ韮沢だ」って感じです。つーか元から韮沢っぽいし(w
 ・しかして今回のゴジラの着ぐるみが一番生物感に溢れていると感じたのはなんという皮肉。
 ・サイヤ人化は止めて欲しかった。
 ・ケイン、飛行機で飛び出した時点でオチが読めました。ベタベタです。
 ・混血、というよりは、やはりガイガンの血を取り込んだ、という設定の方が燃えたと思う。
 ・サッカーごっこは本気で勘弁して欲しかった。
 ・ミニラも勘弁。というかこいつの場合、ストーリー上も存在の必要性を感じない。
 ・総じて、私的には「ゴジラの黒歴史が、また1ページ」、そんな感じでした。

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