地震

2004年4月4日 日常
 早朝、都内某所。片側2車線の道路が交差するT字路。クルマ通りはない。気がつくと、いつもはゴミを荒しているカラスの姿もない。空には警察のヘリが飛び交う。

 「本部より114号車から119号車へ。目標は現在XX通りをXXへ向けて移動中。速度、約時速30km。現地到着の想定予想時刻10分。」

 「そこを突破させてはならない。目下、陸上自衛隊が現地急行中であるが、各員は万が一に備え、パトカーを使用して道路を封鎖せよ。繰り返す・・・」

 そんなことはわかってる。もうクルマは配置済。ちょっと心もとないバリケードだが、ないよりマシだ。

 拳銃の弾を確認する。今回は空砲は無しだ。一発目から実弾。ヤツらに遠慮はいらない。・・・もっとも、これが効くとは到底思えないが、ないよりはマシだ。

 ここから先へはヤツらを通すわけにはいかない。・・・市民の避難所があるからだ。現在、空自のヘリが急行して移送作業中。それが終わるまではなんとしてもヤツらを食いとめなくては。

 「来たぞ!」

 どうやら陸自は間に合わなかったらしい。通りの正面、遥か向こうから、黒い影が段々と大きくなってくるのが見える。黒い影・・・「蟻」だ。くそ、あんなのにこんな豆鉄砲がどんな役に立つって言うんだ!

 地鳴りが聞こえてくる。ヤツらの足音だ。クソ虫どもが、人様の意地ってもんを見せてやるぜ!

・・・って、地鳴り・・・地鳴り?いや、細かいこの空気の振動は・・・

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 ガバッと布団を蹴飛ばした。ヨメの名を読んで叩き起こす。

 「起きろ!地震だ!」

 ヨメはその声を聞いて即座に目を覚ますも、地震が彼女にはそれがわからない。構わず私はムスメ2号と3号をかばうにして伏せる。

 30秒経過。ようやく地鳴りが音となって聞こえてくる。そこに至って彼女も状況を知り、ムスメ1号をかばって伏せる。

 地震。
http://www.asahi.com/national/update/0404/005.html

震度は3程度だったのだろう。震源地は茨城沖。うん、やっぱり私は、それ位離れていれば揺れがくる2〜1分位前には感知できるみたいだ。便利なんだけど、これでは避難するにはちと間に合わない罠。まあ、分からないよりはマシか。

 ・・・例の大地震の時も、こんな風にわかればいいんだけどなぁ・・・。

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つーわけで夢オチでした( ´∀`) 夢はどう考えても「THE 地球防衛軍」の影響ですな(w

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